そのアパート提案、本当に適切ですか?・・・変化に対応するためには

2019年6月26日

そのアパート提案、本当に適切ですか?・・・変化に対応するためには


さて、前々回からの「そのアパート提案、本当に適切ですか?」と題しまして、「変化に対応するためには」です!


アパート運営に関連する変化といっても様々な変化があります。
例えば
・ニーズの変化
・間取りの変化
・物価の変化
・周辺環境の変化
が思い浮かぶと思います。

でも、アパート運営で一番大切なのは
「オーナー様のご相続などで家族に変化があったときにどう対応できますか?」ということです。

もちろん上記の「入居者様への変化」には当然対応していかなければなりませんが、何とかなるものが多いです。
ニーズが変わればそのニーズにあった設備、リフォームをしたり、
流行りの間取りが出てくれば構造上問題ない範囲で間取りを変えたり、
物価が変われば家賃の増減で対応したりできます。
どうにもできないのが周辺環境の変化とオーナー様側の変化です。

周辺環境の変化は誰も予想できない部分が多いので置いときますが、オーナー様側の変化は大体想像が付きますよね?
事件事故や災害があれば別ですが、一般的に子供含めて相続人の数が突然増えたり減ったりすることはまず考えにくいです。
何も考えずにアパートなどを建築してしまうと、相続が起きたらアパートを相続人の数で切って相続することはできません。
かといって1棟の建物を数人で共有するのはトラブルの元となります。

また、複数土地をお持ちで相続が起きた場合は当然に大きさ・土地の形・駅からの距離・日当たり・周辺環境が異なってくるので、誰もが駅の近くで、使いやすい資産価値の高い土地をほしいと思うわけです。


では、どうしたらいいのでしょうか?
それは建てる前から様々なことを考えておく必要があります。

相続人の方が1人もしくは2人であれば比較的分けることに問題はないですが、3人以上になってしまうと争うケースが増えます。

では、3人以上の場合はどうしたらいいでしょうか?
選択肢の1つとして、戸建ての貸家を建てることは有効とされています。大きいアパート1棟よりも、戸建ての貸家を3棟建てて、全て分筆してあらかじめ分けておきます。
そうすると、3等分できますし、なんかあったときも1棟ずつ売却もできます。

それ以前の問題として、本当に建物を建築すべきなのかも含めてご検討いただく必要があります。

当社では本当に建築すべきなのか、それとも駐車場や貸地として一時的に残しておくべき土地なのか、市場調査も含めてご提案させて頂いております。


ご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。

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